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2010-02-13 (Sat) 企画
関西大学より植村邦彦先生をお招きし、金融危機を迎えた現代社会やマルクスについて語って頂きました。
世界規模の不況が広がる中、貨幣経済の難しさが際だっています。「資本主義」社会を分析し、批判したマルクスの言葉が未だに重みを失いません。いま「マルクス」にはどのような意味があるのでしょうか。
共に学び成長できる仲間を期待しています。新入生歓迎!
マルクスは社会の運動を、諸法則――すなわち人間の意志や意識や意図から独立しているだけでなく、むしろ逆に、人間の意欲や意識や意図を規定する諸法則――によって支配される一つの自然史過程とみなしている。
(「第2版へのあとがき」『資本論』、新日本出版社第一分冊p25)
講演会は20名以上の来場者を得て、無事終了しました。
資本原理を分析したマルクスの意義を見ると共に、楽観的な"社会主義"思想を警戒しつつ、自分たちにできることを考えた企画となりました。
質疑応答も盛り上がり、参加者の各人がそれぞれ考えるところのある刺激的な講演会だったと思います。講師の植村邦彦先生、ありがとうございました。
4月の終わり、各サークルの盛況な勧誘の中で新入生も所属サークルを決めつつある時期と思いますが、宣伝中に出会った人や、看板・ビラなどを見てくれた方に何人も参加していただきました。お堅い講演会という形式でこれだけの来場者を得られたこと、喜びたいと思います。