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2010-02-13 (Sat) 企画
4日間を通して約100名の来場者をいただき、盛況のもとに無事終了しました。
不朽のプロレタリア文学、小林多喜二の小説「蟹工船」が今年大ブームになりました。
NFでは、京大民青が1953年の映画「蟹工船」(監督:山村聡)をお贈りします。
昭和初年のある春。折からの大不況にあぶれた鉱夫、農夫、労働者あがりの雑夫たちをのせた蟹工船「博光丸」は、ベーリング海の漁場めざして函 館港を後にした。吹きすさぶ嵐に船酔いし、続出する病人。しかし監督の浅川らの幹部はむりやり作業を強制する。連日の酷使についに倒れた「学生あがり」は偽病人として縛りあげられ、反抗した雑夫は撲殺された。低下の一途を辿る生産高にあせった浅川は、拳銃で漁夫らの反抗をおさえる。怒り心頭に発した漁夫たちは、ついに……
考え込まずにはいられない問題作です。
京大民青では、蟹工船の見所を紹介したパンフレットを独自で製作し、配布する予定です。
映画「蟹工船」の見どころを紹介、映画と小説(原作)の違いを解説、「蟹工船」の労働者と現代の貧困労働者との共通点など、気になる話が盛りだくさんです。ぜひ手にとって一読してください。
いくら働いても生活が豊かにならない……。
現代の労働者たちの苦しみを背負い、今カニが立ち上がる!