23日、龍谷大学の細川先生をお招きして開催した講演会「正直、学費高くない?」は、無事終了しました。
会は、学費問題を多面的に捉えながら、無償教育の必要性などを改めて考えるものになりました。
細川先生は経営学部の先生ですが、お話は経済的なことだけでなく、教育的な側面を重視したもので、政治の問題にまで及びました。
お話には参加者それぞれに思うところがあったようです。
今の学費が「高いのか?」という疑問について新たな認識を得た人や、「自立できない学生」という問題を自分や知人に重ねて痛感した人など。
僕にとって印象的だったのは、1つは「無償的人格」という言葉。「人格の完成及び人格の尊厳」をめざす教育において、無償教育でなければ到達できない教育の質があるという話が、新鮮でした。
また、質疑応答での「教育と労働が人間をつくる」という話も、僕の関心に合った興味深い応えでした。もともと科学的社会主義の学習で「労働が人間を発達させた」という話は学んでいたのですが、教育は直接に人の発達を目標としていると同時に、労働の基礎にもなっています。教育や労働が、十分にヒトの能力を開花させられるよう、経済的・競争的な抑圧を克服していけたらなぁと思います。
内容の充実した会になったと思います。講演していただいた細川先生に感謝いたします。
新入生にも参加いただきました。民青京大班も新しい仲間を迎えています。仲間とともに、今後も学費問題や、いろいろな活動に取り組んでいきます。
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