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2010-03-13 (Sat) 班会
3月10日は合格発表、3月13日は合格手続きの日でした。
民青は入試に引き続いて学費についてのアンケートなどで新入生と話しました。
13日は、合格手続きにくる新入生、同行する親御さん、不動産業者、生協関係者、そして勧誘活動をするいろいろなサークルがキャンパス周辺に入り乱れ、今日はひときわにぎやかでした。ややアナーキーな学生寮のデモンストレーションもありました。
周囲からの期待と働きかけが加熱する一方で、主役の新入生さんたちにはちょっとお疲れ気味な様子もうかがえました。僕たちも話しかけるのに気が引けたりして……。
シールアンケートで「国立大学の年間授業料は、どのくらいが適切だと思いますか?」と尋ねたところ、「わからないから現在の金額(53万くらい)」という答えや、「少し下がってほしいから40万くらい」という答えが目立ちました。わからないのももっともで、大学の学費問題はメディアでもあまり大きく扱われません。私立と比べると国立は幾分低い、という事情もあります。(額面は年々値上がりしているのですが)
一方で、「25万くらい」と答え、学費の高さについて強い問題意識を持っている方もいました。「高い」という認識は僕たちも同じです。公立大学の授業料は世界一高く、奨学金も充実しているとは言えず、学生が経済的に自立して進学することはほとんど不可能です。
ただ、だからどういう基準で授業料の額を決めるべきなのかというと、なかなか難しい問題です。日本社会の中で大学が担っている役割は多面的だし、社会全体がどこへ向かっているのかもよくわからない時勢です。じっくり考えたいところです。